「いやーほんとこの町、ポテンシャルはあるんだけどねぇ……」 幾度も聞いたことがあるそんな言葉。しかしポテンシャルは掘り起こさないと意味がない! 私たちJOY VILLAGE株式会社は、そんな〈地域の可能性〉を証明するため、これまで観光ビジネスを成立させることが難しいとされているエリアにおいて、持続可能な観光ビジネスモデルを作りあげていく活動をおこなっています。
山や川、豊かな森、広い空にのどかな田園風景──私たちがいる大分県豊後大野市はすばらしい環境に恵まれた、一見すると〈よくある〉町です。雄大な自然とその大地で育まれる豊富な食材、脈々と受け継がれてきた伝統芸能など、数多くの地域資源が存在する一方、〈おんせん県おおいた〉なのに温泉がないということもあって、観光的には無名。資源があってもそれを活用しきれていないという〈よくある〉状況なのです。
私たちは、地域のなかでプレーヤーとなりながら、そんな課題の解決をテーマとして活動しています。舞台は、自治体が抱えていた遊休施設をリニューアルした宿・ロッジきよかわ。サポートしてくれる株主は、地元に暮らすおじちゃん・おばちゃんたち約20名。
〈地域の可能性〉を証明するためには、私たちのようなローカルベンチャーが成長し、そこへ共感する人材とビジネスが集まって増殖することが不可欠です。人々の滞在の〈拠点〉となるロッジは、そこで地域と外部を繋げる装置となります。そのなかでサスティナブルなかたちで地域資源を活用し、持続可能なビジネスモデルを生みだすこと。そして次世代へも繋ぐことができる働き方やライフスタイルを創り出していくこと。私たちはそんなミッションを胸に、日々挑み続けていきます。